歯と歯列の保存治療実践セミナー

講師 下地 勲

歯と歯列の保存治療実践セミナーはオンラインサロンに移行致します

昨今の事情に鑑み、しばらく対面式セミナーを中止し、オンラインサロンへの移行とする事が決まりました。

 ご受講の先生方は北海道や九州など遠方の方が多く、ご移動も大変ですし、2日間、4日間と長いコースもオンラインにして欲しいというご要望が多数ございましたので、最初はオンラインセミナーの準備を始めておりました。けれど、その後、日程が特定される上、どうしても一方的な講義となり一番大切な質疑応答の時間が制限されてしまうオンラインセミナーより、双方向性のオンラインサロンの方が良いのではないかという事になりました。

 料金設定はまだですが、月額制となり、入退会は自由です。いつでもアクセス出来、お一人お一人のご質問にお答え出来るオンラインサロンを開設したいと思っております。2025年を予定していますが、詳細が決まりましたらHP部門その他でお知らせ致します

ご参考までに従来のセミナー内容を掲載致します

セミナー内容

概要

歯科医療の最大の目標は歯と歯列の保存にあることに議論の余地はない。これは患者さんの切実な願いでもある。

本セミナーでは1本の歯の保存から歯列崩壊の症例まで、MTM・小外科・再植・移植・インプラントを組み合わせ、徹底した保存治療の理論とノウハウを多くの長期症例を通して具体的に解説する。

また講師の著作(『歯根膜による再生治療』『歯の移植・再植』『月刊下地勲』)を参考文献として使用し、加えてオリジナルテキストを配布、実際の術式を動画で紹介しながら、確実な臨床導入を行えることを目指す。

1日目

保存治療の第一歩
(歯はどこまで残せるか)

 抜歯・抜髄の診断基準が変わり、これらの処置が大幅に減ります。

 実際に抜歯を宣告され、セカンドオピニオンを求めて来院された多くのケースを紹介し、具体的にどのように保存したのか、その理論とノウハウ、長期経過を示し、明日からの臨床に役立つようお話しします。

歯根膜の活用で臨床を変える
(歯根膜の臨床における機能)

 歯根膜の機能を理論的に深く理解することで、様々な症例に対応することができ、また治療にあたっての注意点も自ずと理解できるようになります。

 講義を通じて、歯根膜の再生機能及び恒常性機能が想像以上であることを実感してもらいます。理論をベースとして、臨床のレベルアップを図りましょう。

2日目

再植・移植を始めよう
(臨床導入の実際)

 歯の保存に向けて最大限に努力しても、再植・移植が必要なケースは出てきます。そこで本講義では、明日からでも始められる易しい症例から顎堤が狭い難しい症例まで、動画を交えて丁寧に説明します。

 またここでは、再植・移植後の治癒メカニズムの理論背景も併せて解説します。

移植とインプラントの使い分け
(歯と歯列を守るためのインプラント)

 今日において、インプラントは天然歯列の崩壊を防ぐ手段として必要不可欠です。

 では、どのようなケースでインプラントが適用されるべきなのか。どのように応用すれば残存歯・歯列との調和を保てるのか。

 3日目までの内容を踏まえ、その判断基準、成功率の高いインプラントの適用の仕方、実際の術式、長期経過などを紹介します。

参考文献

歯根膜による再生治療
インプラントを考える前に

歯根膜による再生治療

発刊 : 医歯薬出版
パンフレットはこちら

歯の移植・再植
これから始めるために

歯の移植・再植

発刊 : 医歯薬出版
パンフレットはこちら